まゆだまかざり

2015年1月14日(水)
 

1月14日(水)

ことぶき保育園では毎年恒例のまゆだまかざり。

米粉でつくった紅白のお団子や先生たちが手作りしてくれた縁起物飾りやお守りを

小正月の日にミズキの小枝に飾って、無病息災や家内安全を祈る伝統行事です。

行事の由来についてはまゆだまかざりについてをご参照ください。

今日はそのまゆだまかざりの飾りつけとお団子づくりを

はやぶさ組(年長児クラス)の親子の皆さんと一緒におこないました。



まずはまゆだまかざりについてのおべんきょうタイム。



園長先生のお話をみんな興味深く聞いていました。



お話を聞いた後

子ども達は生糸の材料として利用される本物の「まゆ」を実際に触ってみました。



においをかいでみたり

揺さぶると中で何かがコロコロ揺れている音を聴いたりしました。



表面のもやもやを指でつまむと細い糸が伸びてきます。

中に入っているのはカイコ(ガ)のさなぎなんだよ

と聞いてみんなちょっとびっくりしましたね。

このまゆは園長先生が富岡製紙工場に行って手に入れてきた本物なんですよ。

 

おべんきょうタイムが終わった後は

いよいよお団子づくりに挑戦です。



上新粉(お米の粉)に100℃近い熱湯を入れて

一気にまぜます( これ実はかなり熱いんです)。



お団子は紅白の物を作るので片方は食紅を入れて赤くします。

食紅はほんの少量しか入れないので

お湯を入れるまでは食紅が入っているとわからないくらい真っ白です。



お湯を入れると赤くなる不思議なマジックを見て子ども達は興味津々です。

 

ある程度かたまりになった後は親子の皆さんにバトンタッチ



親子で力を合わせて



よくこねて



みんなの力を少しずつ全部合わせて



美味しいお団子になるように



こねていただきました。

こねればこねるほどおいしくなります。

 

そうして出来上がった生地を小分けにして

次はコロコロ丸めてお団子にしていきます。



表面がつるつるの真ん丸のお団子にするのは意外と難しい



ふだん粘土遊びでやっていると上手にできます



きれいなお団子にするには



最初は力を強めにしてだんだんと力を抜いていくのがコツ です



たくさん作れば作るほど真ん丸が上達していきます



みんなで力を合わせて全部で700個近くのお団子を作りましたよ

 

そうしてできたお団子は蒸してアツアツの内にみんなでお味見

とってもおいしかったですね。

お米のお団子は冷めると固くなってしまうので

熱いうちにミズキの枝に刺して飾り付けます。

 

今年もきれいなまゆだま飾ができました



お手伝いいただいたはやぶさ組保護者の皆さん

ありがとうございました



 

夜の玄関にもまゆ玉飾りが映えます。



天井にはぐんぐん組(3歳以上児)の子ども達とご家族のみなさんが書いた絵馬の飾りも

1月らしい玄関装飾です



まゆだまかざり

後世に伝え残したい

大切にしていきたい伝統行事のひとつです