聞いて、覚えて、伝える

2013年12月16日(月)
 

12月16日(月)

いよいよ今週末にクリスマス発表会を控えて

毎日元気に楽しく練習に取り組んでいるぐんぐん組(3歳以上児)の子どもたち。

出番の多いぐんぐん組さんは 頭でも体でも

たくさんのことを覚えていきます。

 

 

 

 

発表会の練習に限らず、ふだんの生活の中でも

子どもたちが 見たり聞いたりしたものごとを

しっかり記憶して それを誰かに伝える

という体験をすることができるようにしています。

 

 

それはたとえば給食の時間。



当番の二人が給食室に今日の献立を聞きに行きます。

今日の献立は

ごはん、お味噌汁、白菜の煮びたし、鰆の甘酢照り焼き

今日は新メニューで今まで聞いたことのないお料理の名前。

覚えるのが少し難しいかな?

 

はくさいのにびたし、はくさいのにびたし、はくさいのにびたし・・・

さわらのあまずてりやき、さわらのあまずてりやき、さわらのあまずてりやき・・・

 

繰り返してつぶやきながら覚えます。

そのまま忘れないように、繰り返しつぶやきながら事務室へ。

 



 

 

しっかり覚えて、園長先生にそれを報告しに行きます。

 



 

園長先生からは、どれくらいの量を食べるかを聞きます。

「白いご飯は少なめ、白菜の煮びたしは多め、あとは普通の量でお願いします。」

 

ごはんはすくなめ、ごはんはすくなめ、ごはんはすくなめ・・・

はくさいはおおめ、はくさいはおおめ、はくさいはおおめ・・・

 

 

繰り返しつぶやきながら、今度は給食室の先生のところへ。



 

「えんちょうせんせいは、すぐにきます。

ごはんは、すくなめ。

はくさいのにびたしは、えーっと、おおめです」

しっかり伝えられました。

 

聞いたことを覚えて人に伝える練習。

コミュニケーションのトレーニングです。

ことばを使ってコミュニケーションをとる力は

生きる力のひとつです。

特別な訓練をするのではなく

生活の中で自然に身についていくものですが

保育園の中にいるさまざまな大人との会話の中で

ことばを交わす楽しさや、伝えることができた達成感などを味わうことが

ことばを使う力を伸ばす一番の近道だと思います。

 

 

 

おかげさまで園長先生は、今日もみんなとおいしい給食をいただきましたよ。

食べ過ぎないように、せっかくごはんを少なめにしてもらったのに

白菜の煮びたしをおかわりしちゃいました。

ことぶきイーサイト保育園の給食はとてもおいしいので

園長先生は毎日

食べ過ぎないように気を付けるのが

ほんとうにたいへんです。