“親子救急法” ~いざというときに~

2014年11月1日(土)
平成26年11月1日(土)
保護者会主催の “親子救急法”に職員も参加で
ことぶき乳児保育園で実施しました。

講師は深谷赤十字病院のスタッフ2名。
倒れた人がいた場合の救命処置方法を教えてもらいました。

人工呼吸や心臓マッサージ、AED(自動体外式除細動器)を
用いた除細動などを学びます。

どんなことをすればいいのかなぁ~?
わたしにもできるかなぁ~?

まずは室内の危険個所を探すクイズから始まりました。
「どんなところに危険が隠れているかなぁ?」

「ライターがあるからタバコの火があぶない~」
「扇風機のコードに足をひっかけたらあぶない~」
「水槽をひっくりかえしたら~」

子どもたちは真剣に絵を見てあぶない個所を探しています。

そしていよいよ救命処置でスタッフの実演が始まります。

◆倒れた人がいたときの処置方法

1.反応を確認する

2.助けを呼ぶ(119番通報とAEDの手配)

3.気道の確保

4.呼吸の確認

正常な呼吸をしていなかったら・・・

5.人口呼吸2回

6.胸骨圧迫30回と人口呼吸2回の組み合わせを繰り返す

両手を使って真っすぐに腕を伸ばして体重をかけるよ!
「1.2.3.4・・・」



7.AEDの電源を入れる。電極パッドを装着する。

8.心電図の解析(電気ショックは必要か?必要なら・・・)

9.電気ショック1回

「みんな離れてくださ~い!」



10.その後ただちに胸骨圧迫と人口呼吸を再開

では次はお母さんが実演してみましょう!

「どうしました?大丈夫ですか?」
「だれか来てください!」



人形を使って人工呼吸の実演です。

大きく息を1回・2回吹きかけます。
胸が膨らんできたかなぁ?



子どもたちは周りで静かに見守っています。
「大丈夫かな?」
「ちゃんと息が入っているかなぁ?」

人が倒れていたらびっくりしてあわててしまうかもしれません。
そのための救急法の講習会でした!
落ち着いて行動できるようにしましょう。

次は応急処置を学びます。
傷の手当てには清潔なハンカチを当てて、その上から包帯の替りに
ハンカチを巻きます。



頭の傷の手当は、包帯の替りにストッキングを活用します。
まずはストッキングをよく伸ばします。
おでこのあたりで固定できるようにしっかり押さえ、
足の部分を左右に回して結びます。

グルグルグル・・・



「ギュ~と結ぶよ。痛くないかしら?」



指を切ったときはハンカチでグルグル巻き。
「こんなに指が大きくなっちゃったぁ」



さて、救急処置ができるようになったかなぁ?

すぐに包帯やガーゼがなかった場合、
身近にあるストッキングやハンカチなどでも
工夫しながら処置ができるのですね。